事例:「藤八屋」様

伝統的工芸品産業事業者の魅力を伝える知的資産経営報告書
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「藤八屋」の知的資産経営報告書

企業名:藤八屋
代表者:塩士 正英
業 種:輪島塗製造販売
URL:http://www.tohachiya.com/

〈 工房長屋店代表:塩士 純永からのメッセージ 〉

藤八屋では業務漆器の製造販売を主流と致し、用の美をコンセプトに堅牢な輪島塗の製造に伝統工芸士四名他が工房で丹念に作業に携わる中、近年では"地域資源活用事業の認定"により、輪島塗技術を活用した現代の住空間にマッチした仏具の商品開発も致しております。

二箇所店舗での販売商品に関しては、現代の暮らしにマッチした、「木」と「漆」の天然素材をどのようなデザインや色で展開すべきかを模索し商品開発を行なっています。新商品は同型で黒・朱・洗朱・うるみの四色での展開でお客様に選ぶ楽しさを体感頂いております。

私は幼い頃から漆の匂いを嗅ぎながら育ち、嫁ぎ先の藤八屋でも塗師屋の女将とし30年そして今日に至ります。とにかく漆(輪島塗)が大好きな私は輪島塗を一人でも多くの方々にお使い頂きたく、漆のためならどんなチャレンジでもそして何処にでも行きます。近年生活の中から漆が衰退する中で何とか漆の温もりや優しさを伝え、漆のある暮らしをお楽しみ頂きたく、地域の子供達とは各所の行事と絡めながら、また展示会場ではお客様等に漆器の使い方提案や漆器の洗い方実演なども行ない啓蒙活動を繰り返しています。

輪島塗は日常生活の不可欠品ではありませんが、輪島塗の手触りの良さ、口当たりの良さそして温もりが感じられるという事を地道に伝え、世界に誇る輪島塗を使っている・・というステイタスを持って頂けるよう一層の精進を重ねます。丹念な製造工程のため購入時は高額ですが、日割りすると決して高くないと思います。"使い捨てではなく良いものを大切に永く使う"その事を念頭に今一度輪島塗を新たな気持ちで見て頂けます事を祈ります。一度是非藤八屋にお越し下さいませ。

昭和31年、輪島市にて生まれる。
嫁ぎ先の家業である藤八屋にて約30年勤務している。
その間、石川県伝統産業合同見本市・テーブルコーディネートコンテスト"大賞"、テーブルウェアー・フェスティバル"暮らしを彩る器展"入選、石川県伝統工芸フェアギフトショー"大賞"「美しい和のカタチ」・優秀賞等数多くの受賞歴を持つ。
現在は、現代の住空間にマッチした漆の提案をコンセプトに創作活動を行っている。
又、日常に漆のある暮らしを楽しんで頂くために、使い方提案、洗い方実演等を通じた啓蒙活動を行っている
輪島塗に対する思いは人一倍であり、熱い思いを背景に著名人との交流も行っている。

【 当社のこだわりを支える資産の連鎖 】

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